都市伝説・意味が分かると怖い話

都市伝説・意味が分かると怖い話(意味怖)を掲載しています。 他にもサイコパス診断なども掲載しています。

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いや、ゴメン冷やかしだから、気にしないで。

隣のお店のぞいたついで。

へぇ、お隣は弟さんがやってるんだ。

石けんと毛布のお店、って変わった品揃えでビックリしたけど、

おたくの古着もビックリの御値段だね。

それにしても、儲かってるの?

こんな山の中に店を出して。格安だから客が来るって?

でこの品数を安く仕入れるのは、大変なんじゃない?

商売ってのはさ、持ちつ持たれるだから、良心的すぎるのもどうかと思うよ。

ああ、これ?似合うかな?

そう、じゃあ、試着室で着てみていいかい?

いや、マジでこのスーツが1000円なんて店長、良心的すぎるって。

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うちのアパート、隣は男の一人暮らしのはずなんだけど、ふと耳をすますと、ときどき女の子の声が聞こえてくるんだよ。

最初は恋人でも来てるのかと思ったけど、そんな感じでもない。

なんか、泣き声混じりに、お経みたいにずっとブツブツ言ってるの。

つ、通報したほうがいいかな?

友達もいない。もちろん、恋人もいない。

そんな寂しいおれの部屋に、巨乳で牛耳コスの美少女が訪ねてきた。

牛娘「どーもー、クダンちゃんでーす。ただ今、クダンちゃんラッキーキャンペーンってのをやってまして、あなた
が見事に当選されました!」

なんだか、スパムくさいが、それは置いておいて。

おれ「で、なに。当選すると、なにか貰えるの?」

牛娘「なんでも、ひとつだけ、予言したげますよお。明日の株価だろうが、今週末の競馬の結果だろうが、お望み
のままです。やったね、これで大金持ちだね!」

金か。金なんて欲しくない。

おれ「それより、友達が欲しいとか、恋人が欲しいとか、そういう願いは叶えてくれないのか?」

牛娘「いやあ、そういうのは、ちょっとクダンちゃんの能力じゃないです」

おれ「ちっ。使えねーやつだな。まあ、いいよ。じゃあ、円周率でも予言してくれ」

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今、友人といっしょに月面にいる。

くじ引きで決まった。友人も一緒に来る事ができたことが何よりもうれしい。

宇宙服を身に着けて月面に立ち地球を見る。

「あれが地球なのね」

「うん、あちこち光っているね」

「そうね。ここに来ることができただけでも幸せなのよね」

「あの光はいつ消えるのかな?」

「当分は消えないと思う」

「そうか・・・・」


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私には6歳と4歳の息子が居る。

その日、雑誌編集者の妻は年末進行で仕事に出ていたので、私が息子たちの面倒を見ることになっていた。

昼食を取り、三人で公園に出かけた。
私は誰もいない公園のベンチに座り、読みかけの新書に目を落とした。
縄跳びがリズム良く空を切る音と一緒に、下の息子の声が聞こえる。

「兄ちゃん、貸してよ」「ねえ、こっち使っていいから!」

上の息子の青い縄跳びが欲しいのだろう。下の息子のは、もっと短い赤い縄跳びだったからな。

せめて同じ色のものを買うべきだった。また大喧嘩になる。この年頃の男の子が、自分から弟に物を貸すことは、普通ない。

それがこの日は兄が無視を決め込んでいるようだ。となると、弟は私に泣きついてくるほかない。下の息子が私の前に小走りでやってくる。

そらきた。私は本から目を上げた。

「兄ちゃんが冷たいよ」

まあ泣いてないだけ偉い。喧嘩もしなかったし。

おや、でもこいつはちゃんと兄の縄跳びを持っているじゃないか。

そこで私は言った。

「そんなことないよ。お兄ちゃんらしく縄跳びを貸してくれたろ。ありがとうって言って、もうちょっと一緒に遊んでおいで」。

私は再び本を開いた。弟の足音が遠ざかる。

「兄ちゃん、ありがとう」

の声のあとに、幼い手が拙く縄跳びを回す音が聞こえてきた。


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人嫌いになって、1人遠く離れた車も通らないような山奥で暮らすようになったおじいさん

そんなおじいさんの心を解きほぐそうと、孫のジェシーは毎日毎日おじいさんに手紙をだした。

その手紙が毎日届くようになってから数ヶ月ほど立った後、急に手紙がこなくなった。

今やその手紙が毎日の楽しみになっていたおじいさんは、どうした事かと心配になった。

山奥から街に出てきて孫の家を訪ねると、なんと孫は何者かに殺されていた。

おじいさんは酷く悲しんで、絶対に犯人を捕まえてやろうと思った。

いや、もう犯人は解ってる。犯人は奴しかいない…


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